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ハチ公物語
日 本 1987年
監督 神山征二郎 原作・脚本 新藤兼人
出演 仲代達矢 八千草薫 石野真子 柳葉敏郎 尾美としのり 山城新伍 加藤登紀子
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犬にも大切な人って…
人間には大切な人がたくさんいます。小さな頃かわいがってくれたおじいさん・おばあさん、悪さをしてもお母さんに内緒にしてくれました。高校時代、一緒に遊びに行ったり、秘密を持ったり楽しい日々を送った親友、そしていろいろな人達…。
もちろんペットの犬も、大切な人は忘れられないのです。
気持ちはもちろんハチにもわかります。
1923年(大正12)年、秋田県大館、吹雪の日に小さな秋田犬が生まれました。さっそく、県庁の土木課長・間瀬氏から東京の大学教授・上野秀次郎博士(仲代達矢)宅に知らせが入ります。知らせを受けたのが、一人娘の千鶴子(石野真子)。以前から秋田犬が欲しかった千鶴子は大喜び。博士もしぶしぶ許します。以前飼っていた犬が死んだ時たいへん悲しく、そんな思いをもうしたくなかったのです。しかし、秋田から引き取ってまもなく、千鶴子の結婚が決まり、犬の面倒は博士がみる事になってしまいます。
秋田犬の名前はハチ。秀次郎博士はだんだんと飼っているうちに愛情が増し、いつも博士の散歩のお伴はハチ、ハチの蚤取りが趣味になり、その後お風呂にまで入れてあげる始末。そんなご主人様に感謝するハチは、いつも夕方には渋谷駅に迎えに行くのです。
しかし、幸せは続きません。嫌な予感がしたある日、ハチが駅で見送った後、教授が大学で倒れてしまい帰らぬ人となってしまったのでした。
その日から、ハチの流浪の日々が始まります…
気持ちは犬も人間もおなじです。
大切にしてくれたご主人様が忘れられないハチ。自分を大切に思っていてくれたご主人様を忘れられるはずがありません。
でも、ご主人様は帰ってきません。 ハチはもちろんわかっています。
どうしても会いたいからいつも迎えに行っていた渋谷駅に行ってしまうのです。
思いが大きすぎて、無駄だと思ってもやってしまう事は人間だってあります。もちろん、犬だって気持ちは同じなのです。
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| ライティング:貴樹諒音(たかぎりおん) ブログ「明後日の憂鬱」 |
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